スリットホーンチップを使用した接合ワーク例
写真1 スリットホーンチップによる接合
線と電子部品を接続導通するための部品であるコネクタは金属接点による接触部分を持ちます。
コネクタの導通・絶縁・接触不良をもたらす不具合発生原因として、腐食/酸化・はんだ不良・ウィスカ等が挙げられ、上記を改善するために、昨今では金メッキ処理やはんだレスでの接合が検討されています。
当社の複合振動技術による超音波接合では、楕円もしくは円形の振動軌跡により折り返しが無く、接合に方向性がないためより線を接合する際、XYZ軸全方向に振動エネルギーを伝達し、線同士をバルク化しながらさらに下部の板材に接合することが可能です。
接合と同時に線同士をバルク化する為、より線接合の際に発生しがちな、線のばらつきを抑制します。
また、高効率低ダメージの接合を可能とし、振動に折り返しがないため、線切れを抑制し接合部の断線を防ぐことが可能です。